3・11

おはようございます。今日は、3月11日。東日本大震災から5年を迎えました。今日のブログでは、楽天・嶋選手の当時のスピーチをご紹介します。覚えている方も多いと思いますが、改めて、このスピーチを読んでみてください。

 

『本日は、このような状況の中、Kスタ宮城に足を運んでいただき、またテレビ、ラジオを通じてご覧いただき、誠にありがとうございます。この球場に来ることが簡単ではなかった方、ここに来たくても来られなかった方も大勢いらっしゃったかと思います。

 

地震が起こったとき、ぼくたちは兵庫県にいました。遠方の地から家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱きながら全国各地を転戦していました。報道を通じて被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時のことを考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できたことが信じられません。

 

震災後、選手みんなで「自分たちに何ができるか?」「自分たちは何をすべきか?」を議論して、考え抜き、東北の地に戻れる日を待ち続けました。

 

そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を「目」と「心」にしっかりと刻み、「遅れて申し訳ない」という気持ちで避難所を訪問したところ、みなさんから「おかえりなさい」「私達も負けないから頑張ってね」と声をかけていただき、涙を流しました。

 

その時に何のために僕たちは戦うのか、はっきりしました。この1ヶ月半で分かったことがあります。それな「誰かのために戦う人間は強い」ということです。

東北のみなさん、絶対に乗り越えましょう、今、この時を。絶対に勝ち抜きましょう、この時を。今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。

 

絶対に見せましょう、東北の底力を!!本日はありがとうございました。』

 

いかがでしたか…。yjimage[1]